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感染症の海外ニュースと解説

感染症の海外ニュースと解説

致死率100%の狂犬病ウィルス:森林破壊と蝙蝠(こうもり)の逆襲

コウモリが媒介するウィルス感染症は狂犬病、エボラ出血熱ばかりでなく、二パウィルス(Nipah virus:別名ヘンドラウィルス)なども急増が懸念されています。森林破壊が続き、コウモリが人間の生活圏と交[続きを読む]
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世界マラリアの日(World Malaria Day)と ヨモギ(クソニンジン)のマラリア特効薬アーテスネート(artesunate:アルテミシニン)

クソニンジン(Chinese wormwood :Qing Hao:Artemisia annua L)クソニンジンのヨモギパワー(アルテミシニン)がマラリア退治毛沢東の523プロジェクトでノーベル賞[続きを読む]
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マーズ対策に生きるサーズの教訓: ステロイドホルモンによる骨壊死にご注意

サウジアラビア発の中東呼吸器症候群(マーズ:MERS:Middle East respiratory syndrome )は重症急性呼吸器症候群(サーズ:SARS)の兄弟。感染者、死者が1週間で3倍増[続きを読む]
感染症の海外ニュースと解説

サーズ劇症肺炎の背景は「食在広州」: 身近になった人獣共通の劇症肺炎

アジアでサーズと呼ばれる新種肺炎が話題となったのは2003年。中国発の原因不明劇症肺炎として世界の注目を集めました。この肺炎は当初原因が特定できなかったため、重症急性呼吸器症候群サーズ(SARS:Se[続きを読む]
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増え続けるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と肺炎球菌感染症

慢性気管支炎、肺気腫などと呼ばれていた肺疾患がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と総称されるようになったのは2000年代ごろから。喫煙が主原因とされていますが、急成長する発展途上国都市部では大気汚染も大きな[続きを読む]
感染症の海外ニュースと解説

株価が急騰したエボラ出血熱ワクチン開発企業: キー(鍵)はNIHのサリバン博士

10月23日のニューヨークタイムスはギニアより帰国したクレイグ・スペンサー医師がエボラ出血熱に感染しベルビュー中央病院(Bellevue Hospital Center) に隔離中と伝えました。大都会[続きを読む]
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エボラ出血熱の2次感染者発生に米国民はパニック状態

1.エボラ出血熱の2次感染者発生に米国民がパニック状態エボラ出血熱の2次感染が現実となった米国ではその対応を巡ってヒステリックというかパニックというか冷静さを欠いた議論が始まっています。「防疫対策に不[続きを読む]
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エボラ出血熱の次は致死率90%のマーブルグ出血熱?: 資源開発が招く風土病の感染拡大化

西アフリカでエボラ出血熱が短期間これまで10年間の感染例、死者を上回る死者2,000人を超えるブレイク(2014年9月初)をして騒ぎとなっていますが、同じ西アフリカにはエボラの親戚ともいえるマーブルグ[続きを読む]
世界の健康と食の安全ニュース

デング熱から身を護る: 殺虫剤の生態系破壊に日米の思想相違が

精油が蚊の忌避剤(repellent)となるレモンユーカリ(Lemon Eucaly:Corymbia citriodora)(オークランド動物園:NZ)デング熱脳炎騒動は関係者によれば大陸や熱帯の感[続きを読む]
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フランスを悩ます蚊が媒介するチクングニア熱: 仏領レユニオン島のパンデミック

WHOの蚊撲滅キャンペーン・シンボル1.フランスが恐れるチクングニア・ウィルスの強毒性変異2006年に鳥インフルエンザが広がり始めた頃、フランスはもう一つの感染症に悩まされていました。それはアフリカ南[続きを読む]
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アメリカを悩ますダニ由来のライム病: 温帯地域はダニ、シラミ、ノミによる感染症が要注意

1.ダニ、シラミ、ノミによる感染症5月から10月の温帯地域は蚊や蚤(ノミ)、虱(シラミ)、ダニが活躍するシーズン。ダニに関しては野外のSFTSV(マダニ・ウィルス)による重症熱性血小板減少症候群が日本[続きを読む]
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エボラ出血熱感染者をタバコのニコチンが救う?: 西アフリカのブレイクに未承認血清を試験使用

若者に蔓延する脱法ドラッグ、危険ドラッグ吸飲による犯罪急増で植物アルカロイドの功罪が話題となっていますが、今度はナス科タバコ(Nicotiana tabacum)のニコチン・アルカロイドが善玉として脚[続きを読む]
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スペイン風邪ウィルスで実験された新型インフルエンザA(H5N1)対策

1.米国CDCの鳥インフルエンザ・ウィルス情報インフルエンザのシーズンとなり、いつもながら新型インフルエンザ発生が現実味を増しますが、米国厚生省(HSS)の疾病管理予防センター(CDC)から、2007[続きを読む]
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新型豚インフルエンザは人造ウィルス?(Prof.Adrian Gibbs)

1. 新型インフルエンザが、なぜメキシコで発生?オーストラリアの科学者ギブス氏とマスコミとのインタビューが波紋を起こしています。2009年5月11日のインタビュー内容は「メキシカン・豚インフルエンザは[続きを読む]